益城町テクノ仮設・ハンドベル慰問演奏
猛暑が続く、7月22日(土)、私(三木)が非常勤講師として勤務する、下関市にある梅光学院高校のハンドベル部とともに慰問演奏会を開催するため、益城町に向かいました。
実は2/11に開催予定でしたが、大雪のためやむなく当日キャンセルとなり、顧問の先生も高校生たちも是非日を改めて!と言う熱い思いを持って、さらに準備し、スケジュールを調整し、ようやく実現の運びとなりました。
メンバー17人と顧問の先生2人。一生懸命に練習した曲と事前にしっかりと準備したMCコメントを持って向かいます。会場は、益城町に建てられた巨大な仮説住宅群「テクノ仮説」に数棟立てられている集会所の中でも一番大きな集会場。
大きなテクノ仮設の中を見渡すと、様々な施設が整っていて、すごいと思う反面、これは「仮設に過ぎない」と言うことを考えると、何とも複雑な気持ちになりました。一日も早く、この仮設が解体されて、ここに住んでおられる方々一人一人が、新しい生活を始められるように、祈り、また支援し続ける必要を覚えました。
また、この企画の直前とも言える7月上旬に、福岡・大分の豪雨があり、共催して下さった九キ災もますます忙しくなり、事前にチラシを配ったりすることもなかなかできなかったので、動員が心配されました。
暑い日中ですので、人影もまばら。その上、地域のプールが子どものために無料開放されている、と言うこともあって、子どもの姿も見かけることができない、と言う中での演奏会でした。
そんな中で始まった演奏会。実際、来られた方は、20名に届きませんでした。
しかし、来られた方々は、涼しげなベルの音色にいやされ、一生懸命に曲の説明やメンバー紹介をする高校生たちの姿をほほえましく見つつ、とても喜んでくださりました。
ベルの体験コーナーでは、皆さん、最初は恥ずかしがってなかなか出てくださいませんでしたが、促されて立った方々は初めての体験に嬉しそうにされていたのが印象的でした。
選曲も、年配の方や子どもも喜べるような曲や熊本の民謡を入れるなど、とても工夫されていました。
演奏会終了後、大雨に見舞われる、と言うハプニングもありましたが、仮設施設内の売店で思い思いの物を高校生たちも購入し、帰路につきました。
確かに動員が少なかったのは残念でしたが、少しでも被災された方々の慰めや励ましに、そして、私たちは忘れていません、と言うメッセージを、少しでも届けることがで来たのではないかと思います。
演奏会にご協力くださった梅光学院高校、必要経費をサポートしてくださった福音自由教会の諸教会、そして、今もなお熊本のため、さらに福岡、大分のために日々働いておられる九キ災の方々に心から感謝です。
お祈りをありがとうございます。